退去予告を守らず急に退去されたら?オーナーが知っておきたい「解約予告」と家賃請求
退去のとき「そんなに払うの?」と言われないために知っておきたい原状回復のリアル

こんにちは。賃貸管理を担当しているgachaです。
今日は、オーナー様からも入居者様からも相談が多いテーマ——
**「退去時の原状回復」**についてお話していきます。
「うちの物件でもめずに退去してほしい」
これはオーナーなら誰もが思うことだと思います。
でも実際は、
「こんなに払うんですか?」
「それは借主が負担する部分じゃないですよね?」
こんなお声をいただくこともしばしば。
その原因は、多くの場合——
“そもそもどこまでが借主負担なのか”の理解がズレている
これにつきます。
■ 原状回復=「元通りにする」ではない
まず最初に、いちばん大事なポイント。
原状回復は“自然に住んで発生した汚れ・傷”まで直すものではない
ということ。
つまり、
日焼け
壁の色あせ
家具を置いた跡
経年で劣化した設備
これは基本的に オーナー負担 です。
一方で、
タバコのヤニ汚れ
ペットによるキズ
結露放置によるカビ
故意・過失による破損
などは 借主負担 の可能性が高い部分です。
この区別が曖昧なまま退去立会いをすると、
トラブルに発展しやすくなります。
■ ガイドラインが“絶対”ではない理由
「国交省のガイドラインでは…」という話、よく聞きますよね。
もちろん参考になりますが、実はあれは 法律ではありません。
そのため、
特約で明確に合意している場合
物件の構造上やむを得ない場合
などは、ガイドラインとは違う対応になることもあります。
だからこそ、
契約書や特約をどう書いているかがめちゃくちゃ大事
なんです。
■ 退去精算で揉めやすい“3つのポイント”
�� クロス(壁紙)の張り替え範囲
「一面だけでよくないですか?」と言われることもあります。
確かに一部だけの汚れなら“部分張り替え”が妥当。
ただし、柄や色の差で継ぎ目が明らかに出る場合は、
全面を張り替える判断が必要です。
�� ハウスクリーニング代
特約で合意があれば借主負担が一般的ですが、
金額が極端に高いと認められないケースも。
周辺相場に合わせて設定しておくと安心です。
�� エアコン内部洗浄
“通常使用”では負担させづらい項目です。
しかし、
「喫煙」「過度な汚れ」「フィルター未清掃」
などがあれば借主負担の判断になる場合もあります。
■ トラブルを避ける最大のポイントは「事前説明」
実は退去で揉める物件には共通点があります。
それは——
入居時に全く説明していない
ということ。
入居者様にとって一番損した気持ちになるのは、
「言われてないのに払えと言われた」
という状況です。
そのため、
契約時の説明
特約の明確化
入居時の写真データ
これらがあるだけで、
退去時の負担感が大きく変わります。
■ 管理担当者からひとこと
退去精算は“感情”が入りやすいタイミングです。
同じ請求内容でも、
説明の仕方ひとつで印象が大きく変わります。
オーナー様としては、
「どこまでを入居者負担として設定しておけばいい?」
という部分を一緒に考えるだけで、
退去時の揉め事は驚くほど減ります。
もし「うちはどうなってる?」という場合は、
お気軽にご相談ください。
契約書の見直しから対応させていただきます。



