契約・金銭系

【Vol.4】敷金・保証金って結局どう使う?

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賃貸管理のお役立ち情報『【Vol.4】敷金・保証金って結局どう使う?』


 

オーナーが知っておきたい「預り金」の正しい扱い方

こんにちは。賃貸管理を担当している〇〇です。
今回のVol.4では、意外と誤解されやすい
「敷金・保証金の正しい扱い方」
についてお話しします。

退去の精算や修繕のタイミングで、
「この費用って敷金から引いていいの?」
「残った金額はいつ返せばいい?」
そんな疑問が出てきやすい部分です。


■ 敷金・保証金は“オーナーのお金ではない”

まず大前提として、必ず覚えておきたいポイントが一つ。

敷金(保証金)は、入居者から預かっている“預り金”であり、オーナーのお金ではありません。

そのため、好きなタイミング・好きな用途では使えません。
“入居者に責任がある支払い”のみ、敷金から差し引ける仕組みです。

ここを曖昧にしてしまうと、
退去時に「それは引かれる覚えがない!」と揉める原因になります。


■ 敷金を使ってよいケース・ダメなケース

▶ 敷金を使ってOKな費用

  • 未払い家賃(滞納分)

  • 原状回復費のうち「入居者負担が妥当」と判断できる部分

  • 鍵交換費用(契約書に記載がある場合)

  • 入居者の故意・過失による破損の修繕費

あくまで “入居者側の責任が明確な費用” が対象です。


▶ 敷金を使ってはNGな費用

  • 経年劣化による修繕(クロスの色あせなど)

  • オーナー都合のリフォーム・設備交換

  • 契約書に記されていない独自ルール

  • 将来の修繕費の積立として流用すること

“通常損耗”や“オーナー側の都合”は、
入居者に負担させることはできません。


■ 敷金はいつ返す?目安は2〜4週間

退去後、以下の流れで精算が進みます。

  1. 退去立会い

  2. 原状回復の見積もり取得

  3. 入居者負担額の確定

  4. 敷金から差し引き → 残額を返金

目安として 2〜4週間ほど が一般的。
工事が長引く場合は、先に精算し差額を後で処理するなど、
柔軟に対応することもあります。


■ 「保証会社がある=敷金はいらない?」は本当?

最近よく出る質問ですが…
結論はこれです👇

敷金ゼロでも募集はしやすいが、リスク管理としては敷金はあった方が良い。

その理由:

  • 保証会社は“原状回復費”までは保証しない

  • 軽微な補修は敷金がないと請求しにくい

  • 現実として「入居者過失の小さな傷」は全額回収が難しい

滞納は保証されても、“破損”は別問題なんですね。


■ よくあるトラブル3大パターン

現場で“揉めやすい”典型例をご紹介します。

❌ �� 精算前に勝手に工事してしまう

入居者の確認前に工事をしてしまうと、
「見積もりの妥当性」を説明できずトラブルのもとに。


❌ �� 経年劣化が理解されていない

「クロスの全面張り替えを入居者負担で」
これはガイドライン違反になるケースがほとんど。


❌ �� 返金が遅い

説明不足で「敷金が返ってこない」と入居者が不安に。
事前に“精算の流れ”を案内すると安心感が違います。


■ ひとこと

敷金精算は、入居者との信頼関係にも大きく影響します。
でも、難しく考える必要はありません。

  • 敷金は“預かりもの”である

  • 入居者の責任がある費用だけ差し引く

  • 経年劣化は入居者負担にできない

  • 精算の流れを丁寧に説明する

この4つを押さえておけば、
トラブルはぐっと減り、気持ちのいい退去対応ができます。

もし敷金や精算のルールで迷うことがあれば、
お気軽にご相談ください。
物件ごとの状況に合わせて最適な運用をご提案します。

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