主にSOHOについての豆知識をQ&A形式で紹介しています。
SOHO【ソーホー】
パソコンやインターネットを活用して、自宅など小規模のオフィスで仕事をする形態。
SOHOの業種ってどのようなものがあるのですか?
Web制作・プログラミング、インターネットサービス、CG・ゲーム・ソフト開発出版・ライター、デザイン、マーケティング・企画、ショップなど取り組み方次第でその可能性は無限大です。
SOHOをやっている人の人数は?
SOHOを組織規模で見るなら、「10人以下」のSOHO事業所数は約540万カ所。関係ワーカーは約1568万人となり、「4人以下」の事業所は409万カ所(総務庁、97年度)、「自営業者」は800万人以上となります。(中央就業調査報告書、98年)
SOHOを始めるのにまずやることは?
資金面の準備です。始めたからといって仕事がコンスタントに来るまでには時間がかかるので、当面の運転資金や生活費のことは考えておいた方がいいでしょう。業務の面では、営業に関わる名刺、見積書フォームなどは作っておいた方がよいでしょう。
仕事を受ける時の注意とは?
納期は必ず守るということです。また納品した時、内容にクレームがつく事があります。それを防ぐには、クライアントが何を求めているかしっかり確認して、途中報告を怠らないことも大切です。無理な仕事は断る勇気も時には必要です。納期直前にに「やっぱり出来ません」はご法度です。
納品時の注意事項?
ミスはないかチェックすることは当然。成果物のクオリティーが一緒なら、やはりプラスαがある方にクライアントの気持ちも動きます。データ入力の仕事で確認用にプリントアウトしたデータを添えて持っていく。などの心配りがほしいものです。
パソコン減税って?
一見費用のように感じますが、資産ですので、簿記の知識がない方は、税務署に記帳指導してもらった方が安心できると思います。内容によっては減価償却することになります。税務署より、開業届提出前に購入したものでも"全額を消耗品で計上してもよい"といった、ありがたい回答をいただいた例もあります。
「青色申告」のメリットって?
まず青色申告の主なメリットは、
1)45万円の税額控除が受けられる。
2)その年の赤字分を3年間繰越できる。
3)同居している家族への給与を必要経費にできる。
などです。つまり通常の白色申告に比べ税金が安く可能性が高いのです。仕事上の信用、その他でのメリットに関しては、一般的に特に関係はありません。
お金の区別?
簡単に言うと、事業資金とは商売、ビジネスに関係するお金のことです。プライベートの場合は非事業資金となります。非事業資金の場合は入ってきたお金は「所得」使えば「消費」ですが、事業資金ではまず、「売上」という形でお金が入ってきます。支払うお金は事業を続けて行くのに必要な「経費」や「仕入」「投資」などに分けられます。そこから、「仕入」や「原価」「経費」を引いたものが「利益」でそこから税金を引いたものがやっと「所得」になります。SOHOを続けて行くには簿記の力が必要になります。経理のための会計ソフトが出ています。
経費って?
課税対象になる所得とは、入ってきた金額から経費を引いたものになる。パソコン、事務用品代、通信費はあたりまえだが交通費、家賃、光熱費も経費として計上することは出来ます。バスなどを使った場合も交通費記録をとっておきましょう。家賃も仕事で必要なスペースの割合だけ経費と認められます。経費をどこまで認めてもらうか、必要性を明らかにして証明が明確に出来るようにしておくことが大切です。
資格は必要?
自分を売り込む目安として資格は必要な場合もありますが、資格の必要がない在宅ワークからはじめてみてはいかがでしょう。自分のやりたいものがみつかったらそれに関係した資格をとった方がスキルアップにつながり仕事の幅も広がるでしょう。まずは実績です。
開業費?
一見費用のように感じますが、資産ですので、簿記の知識がない方は、税務署に記帳指導してもらった方が安心できると思います。内容によっては減価償却することになります。税務署より、開業届提出前に購入したものでも"全額を消耗品で計上してもよい"といった、ありがたい回答をいただいた例もあります。
副業の場合、青色申告はできないの?
副業の青色申告は問題ありません。副業の規模が「事業」といえるほどの規模であれば事業収入扱いにして事業所得とし、開業届等一式を提出して青色申告のメリットを受けた方がお得と思います。ただ、青色申告のメリットを得るための事務処理(記帳など)の手間はかかります。
職業欄は自営業?
職種によっては自由業になることもあります。マーケティング(自営)と詳しく書いても構いません。住所は在宅なら自宅の住所と電話番号を記入します。
仕事場ってありますか?
自宅が仕事場なので便利な点があるのと同時に家事と仕事の区切がないことも確かです。家にいると訪問者は来る、電話はかかってくると仕事を中断されることもしばしば。仕事部屋は無理だとしても途中、広げっぱなしでも家族からクレームがつかないスペースは確保したいものです。