タワーマンションなどに導入されている「コンシェルジュ」は、ホテルのコンシェルジュのような心配りの行き届いたサービスを受けることができます。

今回はそんなコンシェルジュサービスの「実際どんなサービスを受けられるの？」と言う疑問から、メリットやデメリットまでご紹介します。

コンシェルジュ・サービスとは？

コンシェルジュサービスは、マンションのフロントに配置された専任スタッフが、マンションの居住者に対して多様な生活サポートを提供するサービスです。
コンシェルジュサービスを受けられる時間は、マンションによって異なりますが、通常は朝8時から夜10時頃までの間となっており、朝から夜遅くまで利用できるため、仕事が忙しい方でも利用しやすくなっています。また、マンションによっては、コンシェルジュのスタッフがマンションに常駐している場合もあります。

共用施設利用にかかわるサポート

タワーマンションの共用施設の案内や予約の受け付けなどのサポートを受け付けてくれます。
例えば、パーティルームやゲストルームなどは、利用に料金が必要になる場合があり、事前に確認が必要となります。
ゲストルームは、時期によっては予約をとれなくなるほど人気なサービスです。マンションによりますが、だいたい1ヶ月前よりご利用前日まで受け付けてくれます。
その他、共用施設の管理を行っているケースもあります。

備品の貸し出し

備品の貸し出しが可能な場合は、台車・脚立・工具・自転車の空気入れなどをかりることができます。
利用回数が少ない備品はなかなか自身で用意するのが面倒なので、備品の貸し出しサービスはとてもありがたいです。

各種取次や手配

クリーニングの取次やタクシーの手配、宅配便の発送の取次なども受け付けてくれます。
重くて持ち出せない衣料・布団・毛布のクリーニングの取次を代行してくれ、さらにフロントで受け取るといったことも可能です。
コンシェルジュがサービスとして対応していないものでも、必要な業者を紹介してくれる場合もあります。

細々とした物の販売・コピー/FAXサービス

電池・切手などの「ちょっとした買い忘れ」程度のものであれば、販売していたり、
コピー/FAXサービスなどが行ってもらえるサービスもあります。
普段は必要ありませんが、いざという時に便利なサービスです。

来訪者の対応・案内

来訪者があったときに、居住者の許可を確認し、来訪者を居室やエレベーターなどへの案内を行ってくれるサービスです。

その他のサービス

手荷物を一時的に預けるクロークサービスや居室内の電球交換といった困った時のサービスまで、サービス内容な多岐にわたります。

サービス内容については、各タワーマンションにより違いますので、ご確認ください。

コンシェルジュのメリット・デメリット

便利なコンシェルジュサービスにもメリットとデメリットはあります。

メリット

● 防犯面での安心
オートロックは不審者の侵入を防ぎますが、人の目があることで、犯罪の抑止力となります。
一般的に、コンシェルジュカウンターはマンションの入り口に配置されており、さらなる防犯対策の一環として機能しています。

● 便利なサービスを受けられる
前項でも記載したとおり、様々なサービスを入居者であれば受けることができます。
忙しくて時間に余裕がない方などにとっては、フロントで取次などができるため、便利です。

デメリット

● 家賃や共益費が高い
コンシェルジュサービスは、専任のスタッフが請け負うため、人件費等がかかってしまいます。そのため、一般的なマンションに比べると家賃等が高めになっています。

今回は、タワーマンションのコンシェルジュサービスについてご紹介しました。
ホテルのコンシェルジュのような心配りの行き届いたサービスを受けることができるため、タワマン選びに迷ったときの1つのポイントをするのも良いかもしれません。

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